Depression-1 「……みつけた」 かつて亡くした誰かの亡霊。 <あなた>を『にい』と呼んで慕っている。 ダウンロード キャラ設定 断片の詩 目の前に女がいた。見ているといやな気分になる女。 「名前は?」「家族は?」「最後に何をした?」 色々なことを聞いてくる。全部知らない。 知らない、と首を振ったはずなのに、全部理解したように女は頷く。 「見た目が逆行してるし、1つ戻って名前は『ねね』がいいかな?」 勝手に名前をつけられるというのは、自分が動物だと思われているようで、気分がよくない。 「漢字は『音々』で。……その見た目なら『妹』って扱いが自然かな?」 ……名前のセンスだけは、認めてあげてもいいかもしれない。